実はけっこう重要⁉ 制服あり・なし

制服vs.私服、メリットとデメリットは?

以前は事務系職種で働く人の服装は、男性ならスーツ、女性なら会社指定の制服という場合がほとんどでした。近年ではオフィスカジュアルを取り入れる企業が増えてきていますが、実は制服人気も根強いとか。特に女性にとっては、仕事中の服装は気になるポイントですね。ここでは制服と私服、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。制服派・私服派、あなたはどちらでしょうか?

服装で悩む必要なし!の制服勤務

少し古い調査になりますが、女性向けサイト「オズモール」が首都圏の働く女性にアンケートした結果によると、2015年時点で勤務先に「制服がある」と答えた人は約3割となっています。今では制服がある職場の方が少数派といえそうですが、制服着用の場合のメリット・デメリットをみていきましょう。

メリット

・着る服に悩まなくていい
仕事のときに着る服が決まっていれば、毎日何を着ようかと悩む必要はありません。その点を最大のメリットと考える女性が多いようです。

・お金がかからない
私服勤務であれば、毎日同じ服装…というわけにはいきません。ある程度、仕事で着回せるワードローブを揃えておく必要があり、出費がかさみます。制服ならそうした出費の必要はなく、節約になるともいえるでしょう。

・オン/オフのメリハリがつく
仕事中は制服と決まっていることで、仕事とプライベートの区別がつけやすいという声があります。気持ち的にもメリハリがつけられますね。

デメリット

・着替えが面倒
制服の場合、どうしても出勤時と退勤時に着替える手間と時間が発生します。この着替えを「面倒くさい」「時間がもったいない」と感じてしまうと、日々地味なストレスが募ることにもなります。

・温度調節が難しい
着る服が決まっているため、寒い・暑いなどの環境に対応するのが難しい場合があります。特に制服がスカートの場合、冬場は足元が寒くて辛い思いをする…なんていうことも。

・「ダサい」と思ってしまうことも…
いわゆる事務服はそれほどデザインにこだわったものは多くなく、ひざ丈のタイトスカートと白ブラウスにベスト…といった感じになりがちです。色柄やシルエットなど、センスのいまいちさが気になってしまうことがあるかもしれません。

ファッションを楽しめる!私服勤務

現在は私服勤務OKの企業が多くなっているようですが、この「OK」の範囲は企業によって異なります。内勤の場合はジャケットやスーツ着用が求められることは少ないですが、「オフィスカジュアル」との規定がある企業もあれば、ノースリーブでもジーンズでもOK!という企業もあります。

メリット

・日々、気分に合った服装を楽しめる
何といっても、仕事中も好きなファッションを楽しめるのがいちばんのメリットです。大事な会議の時は気分がシャキッとする服を選ぶなど、ファッションを利用して仕事中の気持ちを上げることもできますね。

・着替える手間がいらない
私服派からは、着替えなくていいのがラク!という声もよく聞かれます。出社した時はそのまま自席に着けますし、帰りもそのままさっと帰ることができるので、時間の節約にもなりますね。

・温度など環境への対応がしやすい
オフィス内の温度はいつも快適とは限らず、寒さや暑さを感じることもあります。着用アイテムが決まっている制服と違い、私服なら、足元が冷える冬ならパンツにする、夏に冷房の効きが悪ければ風通しの良いデザインのブラウスにするなど、環境に合わせた対応がしやすくなります。

デメリット

・着る服を選ぶのが面倒
私服の場合は、毎日同じ服装というわけにはいきません。社内の人の目も意識しつつ、毎日何をどう着るか考えなければいけません。それを面倒に感じる人も多いようです。

・お金がかかる
仕事用の服をある程度揃えておく必要があるので、そのための費用がかかります。いわゆる「キレイめ」ファッション好きならオン・オフで服を兼用できますが、そうでない場合はプライベートで着る服とは別に仕事で着る服を用意することになり、出費がかさみます。

・汚れるのが気になる
制服はオフィスの中でしか着ないため、仕事のために汚れることがあってもあまり気にならないでしょう。しかし私服の場合は、汚れないかどうかは気になりますし、実際に汚してしまうとちょっとショック…。仕事への集中力が削がれる一面があるかもしれません。

まとめ:服装は毎日のこと。転職の際はチェックを

事務系職種はオフィスに長くいることが多いので、勤務時の服装はけっこう重要です。日々の着替えの有無、服選びの有無など、制服と私服では日常が変わってくるためです。
転職の際は、仕事内容や給与などの条件面がもちろん大切ですが、経理など内勤メインの職種での転職を目指す人は、制服があるか、私服の場合は服装の決まりがどんなものかについても、チェックしておくとよいでしょう。

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